歯科衛生士とは何をする人?歯科助手との違いも解説
2023年12月12日
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インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療のうえの歯科医院、歯科衛生士の笹井です。
今回の記事では歯科衛生士のおしごとについて説明していきます。
歯科衛生士を目指している人や興味のある人は是非参考にしてみてください。
— 目次 —
歯科衛生士って何するの?その仕事内容
歯科衛生士は、患者さまに対して、歯科疾患の予防と口腔衛生の向上を図るため、歯科予防処置・歯科保健指導・歯科診療補助などを行う国家資格を持つスペシャリストです。
仕事内容は主に三大業務に分けられます。
それぞれに沿ってご紹介します。
歯科予防処置
むし歯と歯周病を予防するために直接患者さまに対応する業務です。
具体的には
- 歯や歯肉の状態の検査・確認
- 器具を使って歯石を除去
- むし歯予防のための処置
などがあります。
保健指導
保健指導の目的は、人々の健康を支援することで、集団指導と個別指導に分かれます。
具体的には
- 集団指導
- 保育所、幼稚園、小学校、公的施設などでの歯磨き指導
- 妊婦さんやお母さんへのむし歯予防の知識指導
- 個別指導
- 歯科医院での患者様に対するむし歯や歯周病予防のための個別指導
などがあります。
診療の補助
診療補助とは、歯科医師の医療行為の一部を歯科医師の指示のもと行うものです。
- 歯科医が処置をスムーズに安全に行うためのサポート、アシスト業務
内容は多岐にわたります。
歯科衛生士の目的
歯科衛生士のお仕事内容は上記に記したとおりです。
しかし、何のためにこの業務を行うのか、目的がとても大切です。
歯科衛生士は「患者様の笑顔を作る」仕事だと思っています。
患者様に安心感を与える
具体的なお仕事は上記のとおりですが、“歯科恐怖症”という言葉があるくらい、歯科を怖がる方は多いです。
その中で、患者様に安心感を与えるのは歯科衛生士の重要なお仕事です。
歯科医師は「先生」というだけで怖い存在になることもありますし、質問がしにくくなることもあります。
普段から指導などで話すことの多い衛生士は、患者さんにとってより身近な存在になれます。
「実は怖い」、「実はここがわからな」など、歯科医師には聞きにくいことも衛生士になら聞けるという方も多いのです。
普段から患者様が声をかけやすい関係性を作ることで患者様は安心して通院できるのです。
歯科衛生士と歯科助手との違いについて
歯科助手(歯科アシスタント)は、受付業務や診療補助の一部を行います。
歯科助手の学校や通信講座などで勉強をする方もいますが、助手と衛生士の違いを知らない場合が多く、歯科助手になってみて衛生士との違いをしり衛生士の資格を取り直す方も多くいらっしゃいます。
何がしたいのかによって歯科助手になるのか、歯科衛生士になるのかは変わってきます。
歯科助手は歯科医院の要?
うえの歯科医院の歯科助手は、現在管理栄養士の国家資格を持つ2名と、トリートメントコーディネーターのスペシャリストが担当しております。
歯科助手には国に認められた資格はなく、仕事を覚えれば幅広く誰でもできます。
こう聞くと誰でもできそうに見えますが、歯科医院にとって歯科助手の役割は大きく、診療全体を見渡し、診療がスムーズに行えるかどうかは歯科助手にかかっているといっても過言ではありません。(歯科助手は明確な決まりがないため歯科医院によって業務内容が異なります。)
歯科助手・歯科衛生士はどちらも歯科医院にとって大切な役割を担っています。
まとめ
歯科衛生士は、何のために歯科衛生業務を行うのか、目的がとても大切です。
歯科衛生士は「患者様の笑顔を作る」仕事だと思っています。
歯科疾患の予防と口腔衛生を向上させることで、人はいつまでも楽しく食事をすることができ、歯がきれいであればおしゃべりも、笑うこともたくさんできます。
それは結果、健康寿命を延ばすことにつながります。
健康で長生きをする人が増えれば、国の保険負担額も減ることにつながり、社会貢献へとつながります。
悩みながらも感謝や患者様の笑顔を見た時にやりがいや喜びを感じる、素敵な仕事です。
【 所属 】
医療法人VERITAS理事長
国際インプラント学会(ICOI)会員
厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医