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男性の歯科衛生士はなぜ少ない?男女比や男性が重宝される理由を解説!

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皆様こんにちは!

横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院歯科助手・管理栄養士兼トリートメントコーディネーターの高岡です。

歯科衛生士と聞くと女性のイメージを持たれている方が多い職業かと思います。ですが、特に性別の制限はなく男性の歯科衛生士も増えつつあります。

今回はなぜ歯科衛生士に男性スタッフは少ないのか。実際の診療所での歯科衛生士の男女比率は?男性歯科衛生士だからこそ歯科医院で重宝される理由などを探っていきます!

■歯科衛生士の男女比は?

女性が多いイメージの歯科衛生士ですが、実際の現場の歯科衛生士の男女比率はどのくらいなのでしょうか。

歯科衛生士の性別の比率は「女性が99%で男性が0.4%」です。現在は女性がほとんどで、男性はまだまだ多くはないのが現状です。

ですが、平成24年の時点では、21名の男子学生が養成学校に通っていたところ、令和4年の時点で、全国の歯科衛生士の養成学校に通う男子学生は95名となっており、年々、男子学生が増えています。

歯科医院や病院などの現場でも男性のニーズは高まってきています。

 

■男性の歯科衛生士はなぜ少ない?

それではなぜ歯科衛生士は女性とイメージが定着し、男性歯科衛生士は少ないのでしょうか?

◆歴史的な要因

男性歯科衛生士が少ない要因は歴史的背景があります。歯科衛生士の規則などが記されている「歯科衛生士法」をみるとよくわかります。

1955年に改正された歯科衛生士法において、歯科衛生士とは「厚生労働大臣の免許を受けて、歯科医師の指導の下に、歯牙及び口腔の疾患の予防処置として次に掲げる行為を行うことを業とする女子をいう。」とされ、「女子」という文言が強調されるようになっていました。よって、歯科衛生士=女性というイメージを強めたとされています。しかし、2014年の歯科衛生士法、法改正で「女子」という表記は「業とする者」に変更されました。したがって現在は法律上、性別による制限はありません。

◆男性が歯科衛生士をやっていることに対する偏見

また、歯科衛生士=女性というイメージが強いがために、偏見もあるのが事実です。

やはり看護師や歯科衛生士など、女性が従事しているイメージのある職業もあれば、反対に男性が従事しているイメージの職業もあります。実際、近年では男女問わず色々な職業に就けますが、昔からのイメージや偏見がまだまだ残っているため、目指す学生もまだまだ少ないのでしょう。

 

■男性の歯科衛生士が重宝される理由

数少ない男性歯科衛生士ですが、男性だからこそ重宝されることもあります!

実際の現場でどのように男性歯科衛生士が重宝されているのでしょうか?

◆力仕事をする場合に重宝される

歯科治療などの医療現場では、力を必要とする場面があります。

例えば、患者様の体を支えたり、診療で使用する器具や機械を移動させたりする際に、男性歯科衛生士の力が役立ちます。

特にご高齢の方の介助では力が必要であるため、男性に支えてもらえると患者様も安心、安全です。

◆結婚・出産による退職・停職が少ない

育休・産休が定着している医院も多くありますが、女性が結婚や妊娠、出産を機に退職や停職することは少なくありません。

しかし、男性の場合はこれらを理由に退職する方は女性ほど多くはありません。長期的に働いてもらえる可能性が高いという点も男性歯科衛生士が求められる理由の一つです。

◆男性の歯科衛生士に対応してもらいたい患者がいる

患者様の中には女性ではなく男性の歯科衛生士に対応してもらいたいと思っている方もいらっしゃいます。

男性の中には、「女性だと緊張する」「女性に口の中を見られたくない」という患者様もいらっしゃいます。身体の中でもよりパーソナルな部分である口の中を見せる相手は考えてしまいますよね。

また、同じ性別の歯科衛生士に対応してもらったほうがリラックスできることもあり、デリケートな問題についても男性同士の方が相談しやすいというメリットがあります。

そこで同性が診療をすることで、患者様の満足度や信頼感が向上し、結果的に患者様のお口の健康を継続的にサポートすることにつながります。

 

■男性が歯科衛生士として働くデメリット

男性が歯科衛生士として働くことはメリットだけではなく、もちろんデメリットもあります。

以下のデメリットを一つずつみていきましょう。

◆収入が低い

歯科衛生士全体の平均年収でみてしまうと、30〜40代男性で比較したときに、他の職種に比べて平均年収は低い傾向にあります。

この給料面でのデメリットを改善するために…

・認定資格を取る

・大学院進学など経歴を見直す

・給料の高い歯科医院へ転職する

などの努力をしている衛生士もいます。

認定資格の取得や大学院進学などで専門分野を極めることにより手当がついたり、仕事内容が広がり結果的に給与につながります。

そもそもの給料が高い歯科医院に転職するのも一つの手です。

◆男性の歯科衛生士に対する偏見がある

男性が歯科衛生士を選ぶ際には、ご家族や友人など周囲から「歯科衛生士って女性の職業じゃないの?」などの偏見や固定観念に直面することがあります。世間的には歯科衛生士は女性の職業といった固定概念が根強く残っているため、男性はそれを打破するための努力を求められるかもしれません。

◆孤立を感じる可能性がある

職場において男性歯科衛生士の数が少ないと、孤立したように感じることもあり得ます。女性が多数を占めるチームの環境では、コミュニケーションや職場文化において、男性が馴染みにくいと感じることがあるかもしれません。

養成校でも男性トイレや更衣室が少ない、同じ学年での男性が少ないため、そこでのコミュニティに限定しやすいという話も耳にします。

 

■男性歯科衛生士の主な勤務先

まだまだあまり見かけない男性歯科衛生士ですが、どういったところで活躍しているのでしょうか。

男性歯科衛生士も女性歯科衛生士同様様々な場所で活躍しています。

◆歯科医院

まずは一般的に多い就職先が歯科医院です。

歯科医師の診療補助や歯周病治療、予防処置などを行います。

◆大学病院や総合病院

大学病院や総合病院では一般的な歯科診療に加えて、外科手術を伴う口腔外科治療も行います。

歯科医院では対応が難しい症例も数多く取り扱うため、幅広い経験ができます。

また、病院に入院している患者様の口腔ケアを歯科衛生士が行います。

◆歯科衛生士の養成所

もっとも男性歯科衛生士が多く働いていると推測されているのが歯科衛生士学校や歯科衛生士養成所です。学校や養成所で教員として働くこともできます。

ただし、学校を卒業後すぐに指導者になることはできないため、歯科診療の実務経験が必要です。

 

■まとめ

今回はまだまだ少ない男性歯科衛生士について詳しくお伝えしました!ジェンダーレスな世の中になってきてはいますが、まだまだ女性歯科衛生士が多いというのが実態です。その中でも男性だからこそ歯科衛生士になるというのも素晴らしい選択肢の一つです。

うえの歯科医院では歯科衛生士の採用活動も積極的に行っていますのでよろしければお問い合わせください。

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