歯科医師不足の時代が来る?将来性や20年後はどうなる?
2024年07月07日
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皆様こんにちは!
横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院、歯科衛生士の高橋です
もう、夏本番になりましたね!
6月の時点で30度を超える日々が続いていましたので、なかなか今年の夏も暑くなりそうですね。。
熱中症対策をしっかりとって、暑い夏に備えましょう!
先日、うえの歯科医院では
歯科医師の合説に参加してきました!
今回のブログのテーマは歯科医師についてです!
目次
■【歯科医師の現状】過剰なのか不足なのか?
■なぜ歯科医師不足の時代がくると言われている?
■【儲からないは嘘?】歯科医師のワーキングプアが広まったのはなぜ?
■【歯科医師の将来性】10年後・20年後はどうなる?
■まとめ
■【歯科医師の現状】過剰なのか不足なのか?
日本の歯科医師は今現在、約10万7千人います。
人口10万人当たりでは 85.2人の計算になります。
こう見ると、余り過剰という印象はないのではないでしょうか?
歯科医師が1番多いのはアメリカです。約20万人います。
アメリカでは人気の職業なので、
それだけ目指す方も多いのかもしれません。
人口10万人辺りの計算だと、1位はコロンビアになります。
160人となり、トップです。
世界的に見ると、日本は歯科医師過剰とは言えないのが現状です。
■なぜ歯科医師不足の時代がくると言われている?
◇高齢者人口の増加している
日本は高齢者社会になってきています。
年齢を重ねると、歯周病や歯の根のむし歯のリスクが高まり、
入れ歯やインプラントの需要も増えてきます。
そのため、歯科医師の需要と必要性が高まります。
高齢者人口辺りの、歯科医師の負担が増えてくると言うことです。
そのため、歯科医師の需要は今後増加傾向です。
また、審美歯科にも注目が集まってきていますので、高齢者歯科だけでなく、
審美歯科と言う面でも需要は高まると考えられています。
◇歯科医師の高齢化が進んでいる
歯科医師も高齢化が進んでいます。
そのため、そこから歯科医師の不足が進んでいると言われています。
後述もしますが、年々歯科医師の国家試験の合格率が減り、歯科医師の平均年齢が高まってきました。
また、定年退職と言うものが曖昧なこともあり、歯科医師は高齢化傾向にあります。
◇地域差が生じている
大都市と地方都市では増加傾向にありますが
地方の特に統計的には、
青森、島根、滋賀は減少傾向にあります。
大都市との歯科医師人口に差が出ていて、
地域差が大きくなってきています。
◇歯科医師国家試験の合格率が低下している
歯科医師の国家試験の合格率が実は年々低下してきています。
2013年:71.2%ですが、2023年:63.5%にまで低下しています。
この背景には、歯科医師が飽和状態であり、
国家試験が難しくなってきているのも原因の一つであると言われています。
また、そもそも、大学の卒業試験が難しくなっていると言う噂もあり、
国家試験の受験者も減ってきています。
■【儲からないは嘘?】歯科医師のワーキングプアが広まったのはなぜ?
歯科医師のワーキングプアと、言われることがありますが
まず、ワーキングプアとは所得が生活保護水準を下回っている人のことを言います。
広い意味で使われるようになってしまったというのはありますが、歯科医師はワーキングプアの範疇に当てはまらないです。これは、雑誌や報道のメディアで言われるようになり、広まったようですが、実際は違います。
歯科医師は年齢により収入差が出ています。
また、役職や務める医院にやっても差が出ますが、
平均年収を参考でお伝えしておきます。
25~29歳
414万円
30〜34歳
551万円
35〜39歳
1103万円
40〜44歳
1220万円
45〜49歳
1120万円
50〜54歳
1210万円
こちらが、歯科医師の平均年収です。
これを見ると、ワーキングプアではないことは
明らかだと思います。
■【歯科医師の将来性】10年後・20年後はどうなる?
歯科医師の将来性を心配する声もあります。
Aiの発達や、治療ロボットが発達して
歯科医師の将来性が減ると言う話もありますが、
高齢化社会はより深刻化し、
高齢者に向けた新たな歯科治療ニーズが拡大するので、歯科医療の将来性は高まります。
特に、
歯科訪問診療
摂食・職下リハビリテーション
インプラントなど
これらの歯科治療のニーズが拡大しますので
将来性はあります!
もし、不安な方は、専門として選んでいかれるといいかと思います。
インプラントは、以前よりも治療方法として選択する方も増えてきましたので、
学んでおきたい必須技術・知識です!
【 所属 】
医療法人VERITAS理事長
国際インプラント学会(ICOI)会員
厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医